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 「ひょうご 匠の技見聞録」は普段身近に触れる機会の少ない「技能」の世界に焦点をあて、兵庫県内の２８職種の職人の職場を取材し、まとめた冊子です。 ←写真をクリックすると拡大表示されます |
匠 の 作 業 工 程
車体整備をひとことで説明すると、事故で破損した車体を修正して、安全性や外観を修復すること。言葉にすると簡単なようですが、実際にはとても高度な技術・知識、そして豊かな経験が要求される仕事のようです。1枚の写真を見せてもらいました。大きな事故だったのか、前部がほとんどぺちゃんこ状態。でも所有者はどうしても修復したいと言います。受けた匠は、まず車体の損傷状態を診断し、メーカーが出している寸法図をもとに各部を計測。そのデーターを元にして原寸通りに戻していきます。 損傷が外観だけの場合は良いのですが、問題は骨格まで及んでいるとき。形は戻せても新車と同じ安全性機能を発揮する今の車は、一昔前の車を扱うのとは、難しさが各段に違うそうです。テスターを使って入念にバランスチェックを繰り返し、全ての点検が終わったら仕上げの塗装。生まれ変わった車の写真を見せてもらいましたが、まるで新車もにっこり ?微笑んでいるようでした。（兵庫県 匠の技 見聞録 取材記事より）
 事故直後の車体。このような状態からでも新車のように復元できます。 |
 高度なフレーム修正作業 |
 最終点検。四輪アライメントテスター |
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